投稿者「林英紀」のアーカイブ

エンタシスの柱とコロニアル様式

当医療法人の建物は、先日ご紹介しました老健等、コロニアル様式が基本的です。

コロニアル様式とは、ヨーロッパの国々が植民地を持った時代に、自国の建築様式の建物をその国に建てた事に、その語源があります。

特に、大英帝国が全盛時代に様式が主流で、シンプルで機能的、しかも見た目も美しく、急速に発展したアメリカで普及したので、アーリーアメリカンとも、言われています

コロニアル代表、シンガポールのラッフルズホテル。40年前に泊まりました

当Fhロイス博物館のモデルは、LAのビバリーヒルズホテル

エンタシスの柱は、コロニアル様式と相性が良く、2本柱のパルテノンゲートが、アメリカの普通の家の入り口よく使われています。

これにより〜

第一展示室玄関

エンタシス柱

第二展示室玄関

エンタシス柱と、通称、ジュリエットのバルコニー笑

第三展示室玄関、エンタシス柱

ここまでは、アメリカ製

スイートルーム入り口と、売店北側の外調理場の柱、エンタシスですけど、中国製なので、柱頭とのバランス悪し!

第一展示室内部の柱、塩ビの排水管を流用したので、エンタシスではありません。その理由は? アメリカ製でこの太さとなると、極めて高価になるからです。

第一展示室内部

第三展示室内部の柱は、アメリカ製でエンタシス

第二、第三展示室内部の柱もエンタシス

内部は、全てコロニアル様式

酒屋イメージのグループホーム。エンタシスの柱が違和感ありません

介護付き老人ホーム。エンタシスではありませんが、見事なパルテノンゲート。

この時は、発泡スチロールで型枠作りました。

ここの内装も、機能的で美しい、コロニアル様式です

SD設計の佐々木先生、いつも、美しい建物内建てていただいて、ありがとうございます。

ところで、昭和の車展示室は?

排煙窓作成段階

排煙窓作る前段階
床面積の1/50の排煙面積が必要。平均天井高の80cmが、有効です。

宿敵の、呉市消防予防課に、イチャモンつけられんようにしないと、笑!

ウォーレン・バフェットの名言の中にあります。

「他人が貪欲になっている時は、慎重に!」

昭和の車展示室

外壁にラス板貼っています

この後、モルタル塗り、ピンクスタッコ仕上げ

笹子島リゾート、他の建物等同じ

しかし〜

私としては、この仕上げ、満足していません

昭和63年に建てた、今は法人事務所になっている、広島市己斐の建物

これぞ、本物のスタッコ仕上げ!

こんな事が出来る職人さんが減りました。

世の中、現場で手間暇かけて仕上げるより、工場で作ったパネルを、パンパンパンと貼り付けるのが主流となりました。

しかし、当施設は、職人さんの手仕事にこだわります。

平成元年、私が建てた林病院、今はホテルになっています。

一枚一枚違う化粧レンガ!

映画「吟する者たち」で、明治の酒造りシーンを撮った、当社酒蔵の床も、レンガ敷きです。

いずれも、竹原市にある、松本レンガさんで、焼いたものです。

この、元林病院にも、パルテノンゲートが付いています。

貼り御影石の角には、丸い石を挟み、石貼りでなく、石造りの風合いを出しています。

設計は、SD設計の佐々木先生!

私が、次に佐々木先生にお願いしたのが、老人保健施設、ルネサンス瀬戸内

平成12年竣工、この4階まで抜けるパルテノンゲートに、施工した浅沼組は、大層苦労しました。

アルハンブラ宮殿イメージしたこのアーチは木造、外壁はモルタル仕上げにペンキ塗りです

壁の横模様は、パリの建物に使われている感じです。

名設計家には、2つのタイプがあると、私は考えています。
① 自分の夢を実現させるタイプ
② 施主の夢を実現させるタイプ

佐々木先生は、②のタイプです。

もう、かれこれ40年近いお付き合い。設計していただいた建物は、10指を超えます。

笹子島の建物も、第三展示室を設計していただき、他のリフォーム建物も、常にアドバイスいただでいます。

これからも、よろしくお願いします

秘書が挑戦していた、パルテノン神殿のプラモデル、完成しました

2500年前は、こんなのだったのですね

ロールスロイスのパルテノングリル(1938ファントム3)

アテネの町の真ん中にあるアクロポリスの丘の上に達ち、朝日を一番に浴びで真っ白に輝き、夕日か最後まで当たる、パルテノン神殿。2500年に渡り、人間のさまざまな営みを見下ろしてきました。

全ての西洋建築のルーツでもあり、Fhロイス氏が、空力上これを廃止しょうとした時、ロールスロイス社第三の男、クロード・ジョンソンをして「パルテノングリルのないロールスロイスは、ロールスロイスではない」と、言わしめ、100年以上この世界最高級車のフロントを、飾ってきたものでもあります。

かくして、わたしもパルテノン神殿に魅せられた人間の一人でもあり、当Fhロイス博物館の各玄関も、エンタシスの柱で飾られている訳です。

広島、呉のサグラダファミリア、ナゥ

カリスマ整備士の工場

ファントム6車検整備終わり

トランクの開閉に難があったの、直して貰いました。

トランク開けると〜

マッキントッシュのパワーアンプ、60枚入りのCDオートチェンジャーなど、20数年前、こういうのが流行りました。車内はオーディオルームです。

500S Lは、オートマの交換

450SEは、燃料系の修理。

当社の車ばかりです。

さすが! なんでも直せる、カリスマ整備士です。

従って、ルーチェロータリークーペに乗れるのは、ずっと先ですね。

来年の、MAZDAフェスタには、間に合うでしょうけど〜

しかし、この雑然さ!
いかに、カリスマ整備士が忙しいかわかります。なにしろ、乗用車、トラック、建設重機、農耕機器、牡蠣屋のコンベア、当林酒造の機器、なんでも直しますから。

この間の、児島クラシックカーイベントで、ファミリアロータリークーペに、感激しました

エンジン内も、綺麗にレストアされていました。

実にコンパクトなエンジンです

ルーチェロータリークーペのエンジンも、こんなに短い!
カリスマ整備士2世が、ローター部以外を赤に塗ってくれました。

なかなか、楽しみです♪

広島、呉のサグラダファミリア、ナゥ

元廻船問屋跡、駐車場になりました。日本語学校の先生方が停めています。

昭和の車展示室、以前のベランダが傷んで危険なので、基礎からやり直しします

アメリカ製、HB社?の柱、ちゃんとエンタシスになっています。

出来上がると、

こんな感じ

実は、これらの施工図、全部私がCADで引きます。

本館第一、第二展示室

どちらもリフォームですけど、以前の保養施設の面影全く無しです。

建具の寸法や位置も、美的感覚に沿って、CADで引いてみて決めます。

性能だけでなく、全てにおいて、見た目の美しさを追及したのが、あのブガッティ氏です。

ブガッティナポレオン、全長6.4m、排気量12.8L

最適な見た目の美しさを得るなら、CADで絵にしてみるのが一番です。何度でも書き換えられますし。

てな調子で、少しずつ進んでいます。

 

 

ファントム6

児島のクラシックカーイベントに行って来ました

カリスマ整備士の所で、13回目の車検! 27年間で故障したのは、エアコンだけ! さすが、ロールス・ロイスです。

大工とペンキ屋は?

元喫茶店の家を貫通させる為、柱の位置変え

元廻船問屋の庭だった所に、10台分の駐車場を確保。
大きい母屋は、将来、林酒造が所蔵する、日本画掛軸の美術館にしたいと思っています

林酒造、母屋座敷は今でも、頼家:頼春水、頼山陽、頼一庵の書、漢学者の坂井虎山のもあり、広島市頼山陽博物館の分館のようです。

明治大正花嫁衣装博物館、現代名工着物博物館と並んで、室尾の町は博物館だらけになります。

将来の日本画博物館

また、サグラダファミリアが、増えました。

建具屋は?

笹子島、昭和の車展示室のドア作り。相変わらず、丁寧過ぎて手が遅い!
サグラダファミリアの彫刻家の方が、早いかも?

てな訳で、今年は何も完成せずに、年が暮れます

 

広島、呉のサグラダファミリア

大工と、ペンキ屋は、大古民家が表通りに出るための、通路整備

元喫茶店を貫通すると、この大古民家の庭に出ます。
まず、ここを駐車場にします

この、元瀬戸内海汽船創始者の生家だった古民家、横8.5間、縦9間 233平米 敷地は220坪 取り敢えず、1番大きな木を除いて庭木と、石を撤去し、土まま駐車場にします。

今年いっぱいかかりそう。

カリスマ整備士の所で、レストア中のルーチェロータリークーペ、進展無しです。

この、カバー下はなんでしょう?

正解!

部品取り用、ルーチェロータリークーペ! 見るも、無惨です。

つまり、2個1と、言う事です。

そうそう〜

「昭和の車モアイ」の中に、もう1台眠っています。

現在、販売中!
興味と、熱意のある方、レストアに挑戦しませんか?
メカは、いいですよう

この展示場の中に、

さて、これは、何でしょう?

将来、笹子島リゾート、東端に建てる予定のパルテノン神殿の柱! 84本! 資材が値上がり、円安になる前に買い置きしています

さて、秘書が挑戦中のプラモデルは?

ここまで出来ました。柱の突起と穴の大きさが合わず、悪戦苦闘中。イタリア製ですから

てな訳で、どこもかしこも、サグラダファミリアです

 

久々の、カリスマ整備士

ルーチェロータリークーペは、どうなった?

ウィンドーはまりました

内装は?

リアシート付けました。

ダッシュボードは?

まだまだです。

やはり、ここもサグラダファミリアです

広島、呉のサクラダファミリア

南酒蔵2階は、明治初期〜中期、天然染料しか使われていない花嫁衣装展示

南酒蔵入って、明治の酒造りコーナーの奥の階段を登って行きます

その階段下、元杜氏休憩室を通り抜けると・・・

北酒蔵1階の展示室。化学染料が輸入され色鮮やかになった、明治後期〜昭和初期の花嫁衣装。

全部展示しきりませんでした。

そこで〜

南酒蔵2階、天井近く

北酒蔵1階、天井近くに展示することにしました。

さて、どんなふうになりますかねー

変わった博物館である事は、間違いなし

さて、大工達は?

元喫茶店

通りに面している部分に門を付ける予定

その奥には?

このあたりでは、1つ屋根で1番大きな家! 大正時代建立

150平米以上ある平屋! 文化財クラス! 解体予定だったものを買い取りしました。

元、廻船問屋だった久保家。瀬戸内海汽船創始者の一人、久保次郎さんの生家だった。 

将来、日本画の博物館にしたいと、思います。

いつになるか? サグラダファミリアどころではありません

庭師は?

松の剪定

剪定前

剪定後。 すっきりします。
しかし、前庭だけでこれ、中の庭、介護施設などにも、まだ何十本もあります。

松は、お金かかりますねー
最近は、
「買って下さい」
とは、よく言われますけど〜
「売ってください」
と、言う話は一切ありません・・・

バブル時代
「田舎の旧家の松が、何千万かで売れて、ヘリコプターで吊るして持って行った」
てな、話を聞いたことがありますけど〜

だんだん、日本文化が廃れて行きます。

「最後の、旦那さん」

として、頑張りますかね?
私自身も、サグラダファミリア?

 

林酒造、またまたまたまた、快挙!

広島国税局清酒鑑評会で、吟醸酒部門と、燗酒部門で、優等賞

もはや、吟醸酒は当然のを結果となっています。

 価値が高いのは、燗酒部門、広島県で唯一、本醸造での受賞!

日本酒温めると、味や香りに癖が出やすくなります。
 一番普及品の本醸造で、優等賞をいただけるというのは、林酒造の製品全てのレベルの高さの、証明です。

 なにしろ、一升瓶1本千円の本醸造でも、昔ながらのやり方で、手造り、火入れ、濾過、割り水、瓶詰め迄、杜氏がやります。瓶詰めの際、上に少し空気が入りますが、杜氏さんそれを窒素ガスと、おき替えます。しかも、注文を受けてから、瓶詰めし、受けた分しか出荷しません。
 従って、酒屋の店先に常温で置いておかれる事がありません。

さて、秘書が挑戦中の、パルテノン神殿プラモデルは?

ここまでできました。実はこの子、倉橋町室尾、当社で20年近く働いたカリスマ大工の孫なんです。

しかし、こうして見ると、外側の柱は垂直に立っているみたいです。
 
 本物のパルテノン神殿では、柱は僅かに内側に傾いています。それは、人間が柱列の外側に立つと、自分の方に倒れてくる感覚を感じるからです。
 また、4隅の柱は、内側の柱より、少し太く作られています。それは、隅の柱は両方から光が当たるので、細く感じるからです。
 また、柱は真ん中が少し太く膨らんでいます。これは、真っ直ぐの柱の真下に立つと、柱の真ん中が細くなっている感じがするからです。
 また、床面は、少し真ん中が凸になっています。これは、広い平らな床面に立つと、真ん中が凹んでいるように、感じるからです。

 これぞ、人間の目の錯覚を修正する「エンタシス」です。
 
 このプラモデルは、残念ながらここまで、表現できてなさそうです。

ロールスロイスのパルテノングリルは、当然、全部垂直ですけど。
下から眺める訳ではありませんから。

 

広島、呉のサグラダファミリア

林酒造、築90年の南酒蔵、中2階でき、階段つきました。

これで「明治大正、花嫁衣装博物館入口手前が「明治の酒造りコーナー」と、なりました。

入って左側も、2層化して、奥に棚作って、効率的に資材を収めるようにしました。

さて、着物探求シリーズ、「鹿子絞り」に関して:残念な事に、京都の絞り屋さん、無くなったそうです。職人さんは居られると、思いますけど〜

黒と赤の絞り振袖。
本菱田ではなく、普通の絞りなので、遠くから見ても、色が濃い

しかし、刺繍が凝っています

全部、京都の縫いの職人の手にかかったもの

絞りとの調和も、抜群

京都晃永衣装の作品です。これが、本菱田なら、軽く1000万を超えます

さて、カリスマ大工の孫、若い秘書のパルテノン神殿プラモデルは、どうなったかな?

2500年前当時のものなので、中の部屋や、偶像も再現

壁で囲まれる事になるので、隠れてしまう?

まあ、仕事の合間にしてるので、サグラダファミリアは、当然かな?