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排煙設備

浴衣面積の1/50の排煙面積、平均天井高の80cm下迄が有効と、前回言いました。

当博物館の建物は、40年前のものをリフォームし、名前は博物館でも飲食と車庫が実際の用途です。

 しかし3年前、オープンしたてに、呉市消防署予防課がやって来て、あれこれ注文つけられ、結局6ヶ月休館しました。

結局

第一展示室の排煙窓、当然100万以上かかりました。

第二展示室は?

海辺なので、汐風入らないように、内外2重窓にしていた所、半分くらい外側の窓を外しました。内からぼんと、開けられるように

第三展示室は、新築、SD設計の佐々木先生設計なので、最初から市販のがついています。手作り重視の建物に、似合いません。
しかも床から140cm迄の高さで操作できるように、しなければいけません。

2階ミニカー切子部屋

天井近く迄伸びる縦長窓で、排煙面積確保

レストランは?

海側全面窓、明らかに排煙面積は充分!

しかし⁈

「平均天井高を出せ」と言われ、この複雑な天井の平均高を計算させられました。

しかも!

やっと計算して持って行くと、

「トイレの面積が、計算に入っていない!」

とか、何度も計算し直されました。

建築指導課では、トイレはトイレ、ダイニングはダイニングそれぞれの排煙基準なのに、

「消防は消防の基準がある!」

と言われました。いろんな法律に縛られたら、何も知らない市民は、何も出来ません!

さて、窓のない部屋は、どうする?

第二トイレ。入口の部分の天井高が、扉の上端から50cm以上必要と、佐々木先生からアドバイスいただき、一部高くしました。手前はパイプが走っていて高く出来ませんでした。

おまけに、そのドアは自動で閉まらなければいけないので、クローザーつけてました。

呉市と、お隣のH H市は、広島県内でも、消防と環境保全課(浄化槽)が、厳しいと言われています。消防設備も浄化槽も市民にとって特に、商売する人にとっては、大変な負担です。特に、若者が流出し、どんどん企業も店も減って街では、少しは考えたらどうか?
と、思います。

ちなみに、室尾林医院、入院患者19人、職員12人、外来30〜40人、何で130人槽の浄化槽がいるんでしょう?おまけに、年間維持費(主に点検など)が100万以上です。

呉市には、水戸黄門に来て頂かないと!