投稿者「林英紀」のアーカイブ

明治、大正の花嫁衣装博物館

南酒蔵2階、明治屋初期〜.末期

床貼る準備で、半分移動しました

天然染料のみの時代。今と違って、振袖は年配の女性でも着ていました。裾に模様が集中しているのは、そういう人用。今で言う、色留の様なもの

縮緬でも、薄く、シボがこま

裏地の生地も極めて薄い

細かい刺繍の手

夏振袖

絽に生地に、細かい刺繍

これは、全面に模様替えあるので、花嫁衣装と思われます

縮緬生地に、友禅染のこの細かい線が出せるのは、素晴らしい技術!

素晴らしい暈し染! 晩年の久保田一竹氏が得意とした、オーロラ染に、匹敵します。

さて、笹子島リゾート、昭和の車レンタル展示室は?

2階も、内外装材取りました。これから、コツコツ仕上げます。

何しろ、サクラダファミリアですから〜

あけましておめでとうございます🎍

今年もよろしくお願いいたします。5月の連休迄には、山側コテージ4室追加になりますので、混雑時に対応しやすくなります。

また、その山側2棟の1階を、昭和の車、展示&レンタル「ルネサンス昭和の車レンタル」と、なる予定です。
対象車は、
 マツダ:初代キャロル2ドア、キャロル4ドア、初代ファミリア、初代ファミリアクーペ、
ルーチェロータリークーぺ(レストア中)、初代ルーチェ(レストア中)
 トヨタ:初代カローラ、2代目コロナ、初代スプリンター、2代目クラウン
 日産:2代目ブルーバード、2代目セドリック、縦目グロリア、初代フェアレディアメリカ仕様(レストア中)
 ベンツ:1970.280s、1978.450SLC、1991.500SL
 その他:いすゞ117クーペ、日野コンテッサ 
 の、予定です。
ただ、建物も当社の理念に従い、大工、建具屋、ペンキ職人達が、手作りにこだわりコツコツ仕上げていますので、これこそサクラダファミリアです。笑笑

また、消防署など、また邪魔が入るかも知れません。笑笑

学生運動で、東大安田講堂が占拠され、東大入試が中止となり、阪大医学部を受験して合格した、昭和44年。阪大も学生が占拠し、学館入口に、机や椅子でバリケードを築き、授業をボイコットしていました。
 その時、学生達は
①官僚制度の廃止
②教育制度の改革
を、スローガンに掲げていました。
 私も、同級生達も、学生親派でした。香港若者達の雨傘運動を見ると、思い出します。
 結局、国は日本中の大学に、機動隊を導入して、学生達を暴力的に排除して、元通り!何も変わりませんでした。

 少なくとも、②位変わっていたら、先進国最低ランクに地位低下しつつある、今の日本はなかったかもしれません。

ほとんどが、昭和40年代前半のもので、一度車検受けてあちこちのカーイベント行った車です。団塊の世代の皆様、懐かしいですよ〜  
 パワーがないので、小まめにシフトダウンしないと、ノッキングしたり、オーバーヒートしますよ〜 まあ、それも楽しみですけど〜

私的には、ベンツ500SLが、1番乗り易いですね。

 ロールスロイス博物館と共に、今年もよろしくお願いいたします。

 

今年もありがとうございました

今年は、平和で穏やか過ぎて、強い者に逆らえない、日本人が露見した年でしたねー

1番に情けないのがマスコミ、視聴率優先で、ジャニーズ事務所の非情な犯罪を、黙認!
 特に、
NHK! おまえもか!
BBCに、すっぱ抜かれて、やっと手を付ける始末。
しかも、
「赤信号、皆んなで渡れば、怖くない」 みたいに〜

次が、国会議員の、パーティー券裏金! 収支報告書は、我々の確定申告と同じ。それに記載しないのは、完全に脱税と同じ! こんなの大人なら誰でも分かる。しかも〜
「上から言われた」と、他人のせいにする!

国民は、皆んなちゃんと、税金払ってますっ! 税務調査で追徴が来たら、泣く泣く払ってますっ!

「逆らったら、後が怖い」と、マスコミも弱気過ぎます。国民の幸せの為に、使命感を持ってもらいたいと、思います。

当社が、呉市消防署に、あれこれいじめられた時、周りから言われたのは
「逆らったら、後が怖いですよー」
しかし、役所も間違う事もあります。消防署の明らかな間違いは?
①「消防法に違反しているので、営業出来ません」と、言った事ー飲食店の営業許可権は、保健所にあり、消防署が直接営業停止する権利はないはず?
②「シャワー室全てに、火災報知器つけてください」と、言った事ー呉市建築指導課に聞いたら、消防署が間違ってた事が判明。
設計の先生談 「シャワー室に火災報知器!聞いたことがない!」
③第二展示室の入口を4本柱にした時「建物の形状が変わったので、査察にります」と連絡あり。ー幅2m以内の庇は、建物の面積に入らない。しかも、3方壁のないいわゆるピロティ構造。
日本国内他市町村では、どういう時に査察に入るか、その基準を公表しているところもあります。
「呉市消防署は、どういう基準を基に査察に入るのか?それは公表しているのか?」聞いたら、
「査察に行くのやめます」と、後から、連絡あり。

この、2〜3年を振り返って、小生が考えた、戯言でした。ご拝読の皆様、お付き合い頂きありがとうございました。

どうぞ、良いお年をお迎えください。

排煙設備

浴衣面積の1/50の排煙面積、平均天井高の80cm下迄が有効と、前回言いました。

当博物館の建物は、40年前のものをリフォームし、名前は博物館でも飲食と車庫が実際の用途です。

 しかし3年前、オープンしたてに、呉市消防署予防課がやって来て、あれこれ注文つけられ、結局6ヶ月休館しました。

結局

第一展示室の排煙窓、当然100万以上かかりました。

第二展示室は?

海辺なので、汐風入らないように、内外2重窓にしていた所、半分くらい外側の窓を外しました。内からぼんと、開けられるように

第三展示室は、新築、SD設計の佐々木先生設計なので、最初から市販のがついています。手作り重視の建物に、似合いません。
しかも床から140cm迄の高さで操作できるように、しなければいけません。

2階ミニカー切子部屋

天井近く迄伸びる縦長窓で、排煙面積確保

レストランは?

海側全面窓、明らかに排煙面積は充分!

しかし⁈

「平均天井高を出せ」と言われ、この複雑な天井の平均高を計算させられました。

しかも!

やっと計算して持って行くと、

「トイレの面積が、計算に入っていない!」

とか、何度も計算し直されました。

建築指導課では、トイレはトイレ、ダイニングはダイニングそれぞれの排煙基準なのに、

「消防は消防の基準がある!」

と言われました。いろんな法律に縛られたら、何も知らない市民は、何も出来ません!

さて、窓のない部屋は、どうする?

第二トイレ。入口の部分の天井高が、扉の上端から50cm以上必要と、佐々木先生からアドバイスいただき、一部高くしました。手前はパイプが走っていて高く出来ませんでした。

おまけに、そのドアは自動で閉まらなければいけないので、クローザーつけてました。

呉市と、お隣のH H市は、広島県内でも、消防と環境保全課(浄化槽)が、厳しいと言われています。消防設備も浄化槽も市民にとって特に、商売する人にとっては、大変な負担です。特に、若者が流出し、どんどん企業も店も減って街では、少しは考えたらどうか?
と、思います。

ちなみに、室尾林医院、入院患者19人、職員12人、外来30〜40人、何で130人槽の浄化槽がいるんでしょう?おまけに、年間維持費(主に点検など)が100万以上です。

呉市には、水戸黄門に来て頂かないと!

 

戦前の沖縄紅型

前回ご紹介したこの紅型が、戦前に作られたものである根拠は?

この縮緬生地のシボの細かさ、にあります。

そもそも、縮緬とは、絹生地を織る際、横に右に捻った糸と、左にも捻った糸交互に通すと、糸の縮む力で生地にシボと言われる、凸凹ができたものをいいます。16世紀末に南蛮貿易で堺に入り→西陣→丹後→長浜(浜縮緬)→岐阜、桐生、越後と、全国各地に広がり、畳んででも皺ができにくい事から、縮緬独自の発展を遂げて行きました。

以前紹介させて頂いた、城間家14代目、城間栄喜の紅型。首里城が描かれています。

貿易で栄えた沖縄を象徴する。船の図柄

この贅沢な、着物を作る紅型工房が14代も続いている事は、沖縄からいかに栄え、豊かであったかを、物語っています。 
 
 これは、絹の平生地、主布に紅型で染めるので、輪郭が綺麗にでます。

しかし、凸凹の縮緬生地で、綺麗な輪郭を出すのは、至難の業。又、戦後は縮緬生地の紅型は、ほとんど作られていない。

 全島焦土と化した沖縄に、このような良質な着物が残っている事は、考えられません。これは、京都の老舗呉服屋が戦前に仕入れたものが、蔵の中に眠っていた貴重品です。

 沖縄紅型3家系の内の何処かで、作られたものの一つと思われます。城間栄喜の父、城間栄松が、息子2人を丁稚に出しても売らなかった紅型2000枚も、全て焼け、城間栄喜の元に残ったのは、大阪に持って行った60枚だけ。この紅型の型は今ないかもしれません。

作者名は分かりませんが、いずれにせよ、素晴らしい芸術品です。

 

広島、呉のサクラダファミリア、ナゥ

今年も、そろそろ終わります。
結局今年は、ほとんど進展なし?

そういえば、これを始めました。売れたのは、プリンスグロリア、三菱ジープ、スバルR2

ボロ車をレストアするの、最低1台150万位かかります。従って売り値は、200万以上となります。まだ、レストア済みが15台位、まだのが20台以上あります。

来年、「昭和の車レンタカー」を始める予定です。

レストアといえば、カリスマ整備士の室尾商会は?

ロールスロイススパー2・ロバートジャンケルリムジン、急にエンジンかからなくなりました。プラグの火花が飛んでないそうです。

ベンツ450SE、エンジン回転が3000以上回らないそうです。

450SLC、パワステが効いていないないので、当分重ステで乗っいましたが、500SLのミッションが直ったので、入れ替えました。

従って、ルーチェロータリークーペは、まだ先です。

それより、

年末年始の休みの間に直して欲しい、との要望のトラックが、文字通り目白押し

私と同じ、365日働く人ですけど、カリスマ整備士も大変です!

さて、笹子島リゾートは?

山側、昭和の車展示室2階、足場かけこれから、外壁剥が始まります。

そうそう、着物博物館用、いい物が手に入りました。

琉球紅型、しかも戦前物!

この柄ゆき、生地などから、戦前物がわかるそうです。

 

全島焼き尽くされた沖縄に於いて、こんなのが残る事は、考えられません、。

実はこれ、京都のある老舗問屋さんから、出てきたものです、

素晴らしい、柄ゆき、芸術性です。

てな訳で、何処も彼処も、サグラダファミリアのまま、今年も暮れます。

エンタシスの柱とコロニアル様式

当医療法人の建物は、先日ご紹介しました老健等、コロニアル様式が基本的です。

コロニアル様式とは、ヨーロッパの国々が植民地を持った時代に、自国の建築様式の建物をその国に建てた事に、その語源があります。

特に、大英帝国が全盛時代に様式が主流で、シンプルで機能的、しかも見た目も美しく、急速に発展したアメリカで普及したので、アーリーアメリカンとも、言われています

コロニアル代表、シンガポールのラッフルズホテル。40年前に泊まりました

当Fhロイス博物館のモデルは、LAのビバリーヒルズホテル

エンタシスの柱は、コロニアル様式と相性が良く、2本柱のパルテノンゲートが、アメリカの普通の家の入り口よく使われています。

これにより〜

第一展示室玄関

エンタシス柱

第二展示室玄関

エンタシス柱と、通称、ジュリエットのバルコニー笑

第三展示室玄関、エンタシス柱

ここまでは、アメリカ製

スイートルーム入り口と、売店北側の外調理場の柱、エンタシスですけど、中国製なので、柱頭とのバランス悪し!

第一展示室内部の柱、塩ビの排水管を流用したので、エンタシスではありません。その理由は? アメリカ製でこの太さとなると、極めて高価になるからです。

第一展示室内部

第三展示室内部の柱は、アメリカ製でエンタシス

第二、第三展示室内部の柱もエンタシス

内部は、全てコロニアル様式

酒屋イメージのグループホーム。エンタシスの柱が違和感ありません

介護付き老人ホーム。エンタシスではありませんが、見事なパルテノンゲート。

この時は、発泡スチロールで型枠作りました。

ここの内装も、機能的で美しい、コロニアル様式です

SD設計の佐々木先生、いつも、美しい建物内建てていただいて、ありがとうございます。

ところで、昭和の車展示室は?

排煙窓作成段階

排煙窓作る前段階
床面積の1/50の排煙面積が必要。平均天井高の80cmが、有効です。

宿敵の、呉市消防予防課に、イチャモンつけられんようにしないと、笑!

ウォーレン・バフェットの名言の中にあります。

「他人が貪欲になっている時は、慎重に!」

昭和の車展示室

外壁にラス板貼っています

この後、モルタル塗り、ピンクスタッコ仕上げ

笹子島リゾート、他の建物等同じ

しかし〜

私としては、この仕上げ、満足していません

昭和63年に建てた、今は法人事務所になっている、広島市己斐の建物

これぞ、本物のスタッコ仕上げ!

こんな事が出来る職人さんが減りました。

世の中、現場で手間暇かけて仕上げるより、工場で作ったパネルを、パンパンパンと貼り付けるのが主流となりました。

しかし、当施設は、職人さんの手仕事にこだわります。

平成元年、私が建てた林病院、今はホテルになっています。

一枚一枚違う化粧レンガ!

映画「吟する者たち」で、明治の酒造りシーンを撮った、当社酒蔵の床も、レンガ敷きです。

いずれも、竹原市にある、松本レンガさんで、焼いたものです。

この、元林病院にも、パルテノンゲートが付いています。

貼り御影石の角には、丸い石を挟み、石貼りでなく、石造りの風合いを出しています。

設計は、SD設計の佐々木先生!

私が、次に佐々木先生にお願いしたのが、老人保健施設、ルネサンス瀬戸内

平成12年竣工、この4階まで抜けるパルテノンゲートに、施工した浅沼組は、大層苦労しました。

アルハンブラ宮殿イメージしたこのアーチは木造、外壁はモルタル仕上げにペンキ塗りです

壁の横模様は、パリの建物に使われている感じです。

名設計家には、2つのタイプがあると、私は考えています。
① 自分の夢を実現させるタイプ
② 施主の夢を実現させるタイプ

佐々木先生は、②のタイプです。

もう、かれこれ40年近いお付き合い。設計していただいた建物は、10指を超えます。

笹子島の建物も、第三展示室を設計していただき、他のリフォーム建物も、常にアドバイスいただでいます。

これからも、よろしくお願いします

秘書が挑戦していた、パルテノン神殿のプラモデル、完成しました

2500年前は、こんなのだったのですね

ロールスロイスのパルテノングリル(1938ファントム3)

アテネの町の真ん中にあるアクロポリスの丘の上に達ち、朝日を一番に浴びで真っ白に輝き、夕日か最後まで当たる、パルテノン神殿。2500年に渡り、人間のさまざまな営みを見下ろしてきました。

全ての西洋建築のルーツでもあり、Fhロイス氏が、空力上これを廃止しょうとした時、ロールスロイス社第三の男、クロード・ジョンソンをして「パルテノングリルのないロールスロイスは、ロールスロイスではない」と、言わしめ、100年以上この世界最高級車のフロントを、飾ってきたものでもあります。

かくして、わたしもパルテノン神殿に魅せられた人間の一人でもあり、当Fhロイス博物館の各玄関も、エンタシスの柱で飾られている訳です。

広島、呉のサグラダファミリア、ナゥ

カリスマ整備士の工場

ファントム6車検整備終わり

トランクの開閉に難があったの、直して貰いました。

トランク開けると〜

マッキントッシュのパワーアンプ、60枚入りのCDオートチェンジャーなど、20数年前、こういうのが流行りました。車内はオーディオルームです。

500S Lは、オートマの交換

450SEは、燃料系の修理。

当社の車ばかりです。

さすが! なんでも直せる、カリスマ整備士です。

従って、ルーチェロータリークーペに乗れるのは、ずっと先ですね。

来年の、MAZDAフェスタには、間に合うでしょうけど〜

しかし、この雑然さ!
いかに、カリスマ整備士が忙しいかわかります。なにしろ、乗用車、トラック、建設重機、農耕機器、牡蠣屋のコンベア、当林酒造の機器、なんでも直しますから。

この間の、児島クラシックカーイベントで、ファミリアロータリークーペに、感激しました

エンジン内も、綺麗にレストアされていました。

実にコンパクトなエンジンです

ルーチェロータリークーペのエンジンも、こんなに短い!
カリスマ整備士2世が、ローター部以外を赤に塗ってくれました。

なかなか、楽しみです♪

広島、呉のサグラダファミリア、ナゥ

元廻船問屋跡、駐車場になりました。日本語学校の先生方が停めています。

昭和の車展示室、以前のベランダが傷んで危険なので、基礎からやり直しします

アメリカ製、HB社?の柱、ちゃんとエンタシスになっています。

出来上がると、

こんな感じ

実は、これらの施工図、全部私がCADで引きます。

本館第一、第二展示室

どちらもリフォームですけど、以前の保養施設の面影全く無しです。

建具の寸法や位置も、美的感覚に沿って、CADで引いてみて決めます。

性能だけでなく、全てにおいて、見た目の美しさを追及したのが、あのブガッティ氏です。

ブガッティナポレオン、全長6.4m、排気量12.8L

最適な見た目の美しさを得るなら、CADで絵にしてみるのが一番です。何度でも書き換えられますし。

てな調子で、少しずつ進んでいます。