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帝王紫ストーリー続き

社長も、帝王紫の帯を持っています。

Jの落款入り

社長の母上が、40年前「最高級の帯」と言われ、娘の嫁入り衣装のうちの一つとして、買い求めたもので、その店の帯の中で、1番高価だったそうです。

異臭は、しませんが、これぞ染司よしおか4代目、吉岡常雄氏が三重県から取り寄せた、イボニシ貝のパープル腺から取れる染料だけを使った「帝王紫」あるいは「貝紫」。吉岡常雄氏、はあくまでも、天然染料にこだわった人です。

現在「帝王紫」と名打って、大量の帯が安く販売されていますが、100%貝から取れた染料からだけで作られたとは、思えません。

100%貝紫なら、あんな安く売り出せる訳が、ありません。

イベリコ豚しかりです。100%どんぐりだけ食べて育ったイベリコ豚はまれで、その肉は、極めて高価。1匹のイベリコ豚を育てる為には、2〜3ヘクタールのどんぐり畑が、必要です。

今の、着物業界は、商標が乱れています。中国で作らせた友禅染を「京友禅」として、売っています。

これからオープンする着物博物館は、本物だけを展示します

2000個の貝から、1gしか取れない帝王紫、表現の仕様のない色目です。