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広島、呉のサクラダファミリア

大工は、北南酒蔵つなぎ部分の、漆喰下地作り。白い防水シートの上には、手作業焼杉を打ちます。

建具屋は

その、北南酒蔵つなぎ部分の、お客様休憩室のトイレドア作り

これは表

親の代から、腕のいい建具屋、いかんせん仕事が丁寧過ぎで遅い

昔のに似せて、北酒蔵仕切り壁の戸を作るよう指示したら

こんな図面を作りました。彼は、親の代から、シナベニアに鉛筆で、図面引きます。
超!アナログ人間! 息子2人は、余り売れていない、お笑い芸人! 親の彼の方が、味があって面白い!

ちなみ、酒蔵の窓の戸、戦時中に墨を塗ったまま、外壁はその上から、白ペンキ塗っています。

大きな、白壁の建物は、爆撃機の目標になったらしい

ところで、着物博物館⑨ 帝王紫続き

紀元前、フェニキアの特産品で極めて高価、シーザーのガウンになったりしたので、この名前。クレオパトラの船の旗にも使われた。地中海、アッキガイ科の巻貝の、パープル腺から取れる黄色い液体で生地を染め、紫外線に当てると、赤みがかった紫色になる。

1グラムの染料を取るのに、2000個の貝が、必要!

これに魅せられて、世界38カ国を訪問して、その研究に没頭したのが、染司4代目、吉岡常雄氏。

日本では、三重県のイボニシ貝のパープル腺から、この染料が取れる事を発見し、J織物と共同して「帝王紫の帯」を製作。T百貨店から売り出し、結構売れた。

しかし、この貝紫には、独特の異臭があり、100%この臭いを解消する事が難しく。帯を買った人から、
「タンスの中に変な匂いがする」
と言う、指摘が相次ぎ、T百貨店も販売を、やめてしまった。

ペルーの海岸で、チャンケという貝から取った液体で布を染め、紫外線に当てて紫色に変色することを現地人に示す、吉岡常雄氏

しかし、帝王紫に一生を捧げた吉岡常雄は、1988年、72才でお亡くなりになる。

この続きは、次回