Royce Blog

広島、呉のサクラダファミリア、ナウ

大工1

クリーニング店後、日本語学校学生寮、シャワー室壁作り。
この後、床も壁もモルタル仕上げ

大工2は?

明治の酒搾り機、アーム巻き上げ機取り付け終わり

明治大正の花嫁衣装、展示スペース拡張終わり

奥の2点は、

夏振袖!
生地は絽。こんなの娘に作ってやるのは、よほどの金持ちか、今風に言えば「できちゃった」婚。

出席する方も、大変
京都風に言えば、
11〜5月:併せ着物に織りの帯
6月.10月:単衣着物に染め帯
7〜9月:絽着物に夏帯
近い親族は、黒留袖、少し離れた親族は色留袖。
それぞれ、3着づつ要りますね。

刺繍も秀逸です。薄くて隙間の多い絽の生地への刺繍は大変です。

別の併せの振袖

友禅と、素描きの組み合わせ
青の染料を何度も塗り重ねて、この感じが出ると思われます。
失敗の許されない一発勝負で、この美しさ!
今では、難しい?

さて大工2は、

別の、日本人男子寮を、留学生用にするので、移転先の古民家改修

この窓ガラスは、昭和初期の日本の面影なので、残します

建具屋は?

コーヒーテーブルのリフォーム
天板をガラスにして、下にミニカーを並べられる様にします

「木が堅いので、すぐ刃がダメになる」と、文句いいます。

必ず、ぶつくさ言うし、手も遅いけど、いい仕事します。

2つの酒蔵の合間の建物。
スレートだった屋根を瓦にしています。
これがおわると、いよいよ、例の醜悪な、木なんちってのトタンを剥いで、白壁と海鼠にします。

左官は?

杜氏さん休憩室、海鼠壁おわり

裏側は、見えないので、黒漆喰で仕上げました

文化の保存は、目に見えないコストがかかります。
しかし、だれかがその価値を見出して、力を課さないと、廃れてしまいます。

てな訳で、サクラダファミリアは、遅々としていますが、着実に前に進んでいます。