Cottage Blog

「桃李物言わざれと、下自ずから蹊を成す」

「ももやあんずは、何も言わないけれど、綺麗な花が咲き、美味しい実がなるので、人が通って来て、下に自然に道(蹊)が出来る」

これは、中国前漢時代の将軍、李広の事を指して言われた言葉です。

彼は、食事は必ず部下たちと共にし、水や食料不足の時は、先に部下たちに与えたそうで、多くの人達から慕われていました。

史記を編集した、歴史家の司馬遷が「徳の高い人物の周りには、自然に人が集まる」として
記載したのが、この古事成語の由来です。

前にも記載しましたが、倉橋には、素晴らしい観光資源が多くあります。しかし、観光地としての盛り上がりに、もう一つ欠けます。

それは‥‥

「道が悪いから」とか言う言葉がよく聞かれます。

役所がいい道をつけてくれないから、人が来ない。のではなく、魅力ある場所に人が多く集まれば、自然に役所がいい道を付けてくれると、言うものす。

ジャンプの船木選手は、その完璧過ぎる技術故に、欧州各国から、様々な妨害に遭いました。
長野オリンピックラージヒルで金メダル取った時、5カ国の審判が全員20満点の、飛型点を付けました。
船木選手は、ジャンプに入ると、両手を体の横に付け、微動だにしなかったのです。これに対し、欧州の選手は、ひらひら動かしていました。

長野オリンピックの後、両手を動かしてもいいと言うルール変更がありました。

また、スキー板の長さも、背の低い日本人に不利なようになりました。

言葉に出さず、行動で物を言う。

この古事に通じるのでは、ないでしょうか