Royce Blog

広島、呉のサグラダファミリア 昭和の車・サイクルレンタル事業所

大工が怪我して遅れていますが、

やっと半分復帰。 事業所前コンクリート打ち準備、型枠と鉄筋

建具屋、ドア付け、後ペンキ屋が白塗り

レンタル用車は?

2代目クラウン!

1967年、この頃は、トヨタでなく、トヨペット!

車名に、デラックスを付けるのが、流行った。 トヨグライドは、国産車初のオートマ。2段変速です。

簡素な室内。セダンでも、前席独立シートが流行り始める。

さて、着物博物館

これは、何でしょう?
着物好きの方なら「結城紬」と、お答えになられるでしょう。
正解ですけど、ちょっと、追加があります!

正確な答えは

夏結城

京都八景が、120亀甲で表現されています。

超貴重! 

男物で、1番珍しい、夏薩摩! 結城紬を着尽くした人が行き着くと言われる、綿薩摩。この夏物が、夏薩摩! おまけにこれは160亀甲!

これは、手績の綿糸を強く捻り、強く細い糸にして、染めて織る。

これと同じ、真綿から手績の糸を強く捻って出来るだけ細くして、風通し良い生地に織る。

蚕の綿から、手績で糸を取る「綿かけ8年、糸つむぎ3年」と、言われ熟練技術が必要。
夏結城は、更に糸を強く捻る必要あり。

これだけの凝った柄!

今では、滅多に見られません。

その隣は、白地の併せの結城紬、120亀甲。両側が凄いので、普通に見えますが〜

生地の縫い合わせで、模様が繋がっている!
と、言う事は、

訪問着 になる。

これが、繋がっていないと、

付下げ となる。

本来、絹織物は貴族〜上級武士のもの、庶民は着てはならなかったので、綿や麻の着物を着た。
しかし、絹の綿から、手で紡いだけ糸を取って織れば、絹織物の光沢がないので、綿か麻にみえ、こっそり庶民に広がる。これが、紬。

縦糸、横糸別々に括って染めて、精緻な亀甲模様などが出て来るのは、大正時代!! 案外、結城紬で、美しい柄を織り出した歴史は浅い! ひょっとしたら、前回ご紹介の6色200亀甲の併せと、今回の、京都八景の夏結城は、結城紬史上最高傑作の部類かも、知れません!!

広島県南の島の端にある博物館に、こんな傑作が揃っている事を知ったら、着物に詳しい人なら、ビックリするはずです。