Royce Blog

広島・呉のサグラダファミリア、ナゥ

前の建物のベランダか朽ちて危ないので、更新中、

手すり間に合ってよかった! 梅雨入りはまだなので、これからFRPなどでカバーし、ペンキ塗ります。

手の遅い建具屋は、

車庫入口の枠作り。これが付かないと、外壁モルタル塗りが、初められません。

やっぱ、遅い!

独禁法違反?の、ユニットバス組み立て、3個目

これが終わり、床貼ると、

システムキッチン組み立て。これは楽勝。

さて、林酒造着物博物館シリーズ、5部屋目、千總と同じ部屋

染の北川 振袖

素晴らしい着物ばかり作り1990〜2010頃、着物雑誌の主役、1999年売り上げ30億! 着物業界に君臨した、京都友禅屋さん。しかし時代の流れで、前年の帯の北尾に続いて、2017倒産。また一つ着物業界の星が消えたような、気がしました。

濃い紫地に、厚い金泥など、重厚な柄行き!

どうして、こんなに、重い感じなのか? 皆さまわかりますか?

この答えは次の作品の後〜

落ち着いた緑地の振袖。

美しい色と、加賀友禅によく見られる、外暈しの技法による花々

年配女性が買い求め、模様の少ない割に高価な訪問者では、よく見られるが、振袖でここまで色差しに手をかけるのは、珍しい。

「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」
この言い回しなら、
「友禅屋死して着物を残す」
未だに語り継がれる「染の北川」! 散逸しないうちに残すのも、私の使命だと思います。

さて、最初の振袖の重い柄行きの理由〜

わかりますか?

もっと拡大してみましょう!

答え:友禅模様の輪郭(筒描き)が、普通は白なのに、この振袖では、全部金です! 白の上から、金泥を刺している訳。物凄く手間が掛かっています。だから、この振袖、刺繍が全くないのに、高価でした。
もう、こんな振袖を作る着物屋さん、出ないかも知れません。

「染の北川無くなって、着物を残す」