吉岡常雄氏、この本の中に書いています
貝紫を染料に使ったのは、地中海、メキシコ、ペルー、日本
地中海のアッキガイ科の貝
遺跡からも、多数出土
これが、パープル腺。これ2000個で、染料1グラム!
この液で染めて、紫外線に当てると、赤みがかった綺麗な紫色になる
しっかり乾燥させないと、異臭が残る。2000年前のフェニキアのある町は、異臭が充満していたそうです。
その後、帝王紫の帯の異臭騒ぎが起きたのは、乾燥が不十分だったと、考えられます。
人気で、需要に供給が追いつかなかったのかも?
かくして、天然染料に生涯をかけた、染司4代目吉岡常雄氏は1988年8月、心不全で亡くなる。72才。
5代目、吉岡幸雄氏の話は、次回