大工は、笹子島昭和の車博物館、改装に戻りました。
手前がマツダ館、展示車両:キャロル、ファミリア、ファミリアクーペ、ルーチェロータリーの予定。
向こう側が、トヨタ館:カローラ、スプリンタークーペ、コロナ、クラウンの予定。
全てほぼオリジナル。昭和40年代前半のものです。
しかし、今のペースではいつになるやら? なにしろ、自分達で「サクラダファミリア」と、言ってるんですから。
さて、帝王紫⑨
自然染料のみを使い、古来からの色を再現して来た。染司4代目吉岡常雄氏、5代目幸雄氏。多くの書籍が出ています。1988に常雄氏、2019に幸雄氏が亡くなり、今は6代目更紗氏の時代になりました。
世の中に、「帝王紫」と名打った帯や着物が、ほんの数万円で売っています。しかし、これらのほとんどは、「帝王紫色」の紫で、貝のパープル腺からの抽出液だけで染めたものではなく、新技術:化学合成されたものがほとんどであると、思われます。
吉岡幸雄氏から、液の供給を受け、友禅染を作っていた晃永衣装、「一着作るのに、5〜6年かかる。めちゃくちゃ高価になるし、そんなもん買う人、滅多にいまへん」と、言っています。
当博物館に展示予定の、吉岡常雄氏初期の帯。吉岡帝王紫-晃永衣装、の落款入りの着物2点、これは貝紫だけで染めた本物です