2021年7月20日

コーニシュ物語⑪:フライイングレディ

 皆様こんにちは。

 サモトラケのニケ像をイメージしてできた、The rpirit of Ecstasy(フライイングレディ)は、モンタギュー卿と、クロードジョンソンとの話し合いで、1911年もしくは1912年にロールスロイスの正式マスコットになった。

 これはサイクスが一つ一つ自分で手作りしたものであるため、非常に高価で、全てのロールスロイス車についているわけではありませんでした。戦前のロールスロイスは、エンジン•シャシー•操作系機器などベアシャシーで走れるものを供給し、ボディは顧客の好みに応じてコーチビルダーが手作りしていましたので、このフライイングレディも、オプション設定でありました。実際日本の皇室が発注したシルバーゴースト3台にはついていなかったようです。

 高価なフライイングレディの代わりに、ラリックのマスコット等を付ける車もありました。

 フライイングレディの大きさも、初期のモデルの18cmから、現在の9cm迄、徐々に小さくなっています。

 また、ロールスロイスがアラブの王様に売れ出すと、肌が露出し薄着すぎるのと王様の前で立っている事がまずい、という事になりサイクスはひざまずいたニーリングレディをデザインしました。

 しかしこのニーリングレディも女性の地位向上につれて、廃止されることとなり、彼女は再び立ち上がります。

 サイクスは、娘のジョーを助手とし、このマスコットを28年間、一つ一つ手作りしていました。1944年、彼がこれを作れなくなると、ジョーはこのデザインの知的所有権をロールスロイス社に売り渡し、その後はクルー工事でロストワックス製法にて作られることになります。

コーニッシュ、シルバースパーなどのフライイングレディ:11cm

コーニッシュ5のフライイングレディ:9cm 手動でひっ込みます
小さくなって、寂しい

ニーリングレディ

ラリック等も、よく使われた